飛蚊症の原因は?ご注意する!

飛蚊症とは、実際には存在しない糸くずや蚊のようなものが視界に飛んでいるように見えることから名付けられました。単なる眼のゴミと違う点は、視点を動かした時に同調して動くことや、瞬きしても同じ場所にあるところです。眼の中の濁りが原因なので明るい場所や、空を見た時に現れやすいとされます。

症状が出る年齢もさまざまで、20代から症状を自覚する人もいます。飛蚊症の原因としては、生理的なもの、老化現象によるもの、近視によるもの、病気によるものなどいくつか挙げられます。これおから詳しく飛蚊症の原因について確認していきましょう。

★生理的飛蚊症・老化現象によるもの

生理的な原因で起こる飛蚊症は、目の構造と密接な関係があります。

目の中は空洞ではなく、透明なゲル状の硝子体(しょうしたい)という物質で満たされています。硝子体の成分は時とともに変化し、一部にしわのようなものができます。すると、この部分が濁ってその影が網膜に映り、視野の中で黒い点のように見えるのです。

60歳以上の3人に1人が飛蚊症なのだそうです。加齢とともに硝子体が萎縮してしまうと、硝子体の後ろが網膜から剥がれてしまい、この部分が黒い点のように見えることもあります。

★近視による飛蚊症

飛蚊症の原因として最も多いものが「硝子体剥離(しょうしたいはくり)」です。この硝子体剥離の原因は、老化現象として起こります。硝子体とその奥の網膜は普通ぴったりとくっついています。健康な人の目の眼球はほぼ丸なのですが、近視の人の目の眼球は楕円形(硝子体の奥行が近視でない人と比べて伸びている形)になっているそうです。

ゼリー状の硝子体は老化や近視眼で収縮します。収縮すると硝子体と網膜とは離れてしまいます。これが硝子体剥離という状態です。この時もとの接着部分が硝子体混濁となり、その影が飛蚊症となるのです。

本来この接着部分は一つの輪ですが、やがてその輪がくずれて幾つにも分かれます。

従って飛蚊症は通常、最初は一つの大きな黒い輪のようなものが見えますが、やがて小さな幾つもの黒点に数が増え、位置が変わって、徐々に少なくなります。

いずれ気付かなくなることも稀ではありません。

★病気による飛蚊症

飛蚊症を引き起こす代表的な病気には、網膜剥離があります。

網膜剥離や網膜剥離の原因ともなる網膜の穴が開くこと、眼底出血などの病気による飛蚊症があります。影が透明だったり薄かったり小さければ問題はないそうですが、次のような症状が出た場合には注意が必要です。

・が濃い

・今までよりも数が増えた

・視野が欠ける

影が濃い場合には、眼底出血や網膜剥離の可能性があるので、できるだけ早く専門医の診察を受けることが大切です。